計算式
mAh から Wh を出す
Wh = mAh × V ÷ 1000
たとえば 20,000mAh・3.7V なら、20,000 × 3.7 ÷ 1000 = 74Wh です。国土交通省の資料でも、27,000mAh・3.7Vの製品は99.9Whという例が示されています。
よくある容量の早見表
単位はWh。右の列は3.7Vで計算したときの、機内ルールでの区分です。
| mAh | 3.6V | 3.7V | 3.85V | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 5,000 | 18.0 | 18.5 | 19.2 | 〜100Wh |
| 10,000 | 36.0 | 37.0 | 38.5 | 〜100Wh |
| 15,000 | 54.0 | 55.5 | 57.8 | 〜100Wh |
| 20,000 | 72.0 | 74.0 | 77.0 | 〜100Wh |
| 25,000 | 90.0 | 92.5 | 96.2 | 〜100Wh |
| 26,800 | 96.5 | 99.2 | 103.2 | 〜100Wh |
| 27,000 | 97.2 | 99.9 | 104.0 | 〜100Wh |
| 30,000 | 108.0 | 111.0 | 115.5 | 〜160Wh |
| 40,000 | 144.0 | 148.0 | 154.0 | 〜160Wh |
ふつうのモバイルバッテリー(10,000〜27,000mAh)はほとんどが100Wh以下です。30,000mAhを超えると100Whを超えることが多くなります。
本体のどの数字を使う?
モバイルバッテリーの裏には、似た数字がいくつも書かれています。Whの計算に使うのは電池そのものの容量と電圧です。
| 表示 | 意味 | 計算に使う? |
|---|---|---|
| Wh | 電池の大きさそのもの | これが最優先 |
| 電池容量 | 中の電池の容量(3.6〜3.85V前後) | 使う |
| 定格容量 | USBから5Vで取り出せる量 | 使わない |
| 出力 5V/9V… | スマホに送る電気の強さ | 使わない |
「定格容量」は電池容量より小さい数字になります。こちらで計算するとWhが小さく出てしまうので注意してください。Whが本体に書いてあれば、計算せずにその数字を使うのがいちばん確実です。
表示がかすれて読めない、Whも容量も書いていない、という場合は、メーカーの公式サイトで型番から確認するか、ご利用の航空会社に問い合わせてください。
関連ページ
出典
- 国土交通省 航空局「モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて」(2026年4月14日)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku10_hh_000310.html - モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)「モバイルバッテリーの容量表示について」(電池容量と定格容量の説明)
https://www.mcpc-jp.org/pdf/mobairubatteri_20240327.pdf